近視進行抑制点眼薬 リジュセアミニ点眼薬について
- 2025年5月17日
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こんにちは!
以前ブログでお知らせしていた、参天製薬の近視進行抑制点眼薬「リジュセアミニ点眼薬」が発売されました。
当院でも取り扱いを開始します。
それにあたり、どんな点眼なのか、ご紹介いたします。
リジュセアミニ点眼とは
リジュセアミニ点眼液は、近視の進行を抑制するために開発された点眼薬です。
主成分は低濃度のアトロピンで、特に5歳から18歳の子どもを対象としています。
この薬は、眼軸長の伸びを抑えることで近視の進行を防ぐ効果が期待されています。
長期間使用しても安心の、防腐剤フリーの1日使い切りタイプで、
きちんと点眼ができているか、確認しやすくなっています。
治療の流れと費用について
屈折・視力・眼軸などの検査・診察を行い、適応があれば治療開始となります。
治療効果や副作用の有無を確認するために、定期的な検査・診察を行います。
近視予防治療は自由診療(保険適応外)であり、診察・検査含む全ての費用が自己負担となります。
点眼薬の購入費用:1箱(30本入り)3,500円(税別)
検査費用は 3,000円(税別)です。
※ オルソケラトロジーの定期検査を受けられている方は、そちらの検診費用で処方可能です。
使用方法
通常、1回1滴を1日1回、就寝前に点眼します。
※ 点眼し忘れた場合は、忘れた分は点眼せず、次の就寝前に1滴点眼してください。
1日に2回点眼したり、1回に2滴点眼してはいけません。
副作用と注意事項
リジュセアミニ点眼液は一般的に安全とされていますが、まれに瞳孔が開き、
まぶしさを感じることがあります。その場合は点眼する時間を少し変更することで改善しやすいです。
他にも異常を感じた場合は、すぐに医師に相談してください。

まぶしく感じることも
また、近視の進行を完全に止めるものではなく、近視の進行度合いを抑制する可能性があるという点眼薬です。
近視が進行した場合、視力矯正が必要な場合があります。
近視は、眼軸長が長くなり、目の中に入った光線のピントが合う位置が網膜より前にある状態です。
成長とともに、眼球が大きくなってしまうのは仕方がないとされていましたが、様々な研究で低濃度アトロピン点眼やオルソケラトロジーで進行の抑制(眼球が大きくなるのを抑える)の報告がされています。本剤により、眼軸の伸長を抑制し、近視の進行抑制が期待されます。
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【監修】
神戸市東灘区御影中町1丁目6−9ウエダビル2,3階
森井眼科クリニック
院長 森井香織
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