白内障の初期症状
こんにちは!暖かくなってきて、太陽が出てくる時間もだいぶ早くなりました。
この頃になると「眩しさ」を自覚する方も増えてきます。
これが少し白内障と関係していたり・・・!
今回は白内障の初期症状についてのお話です。
白内障の初期症状とは?
白内障は、目の中にある水晶体が濁ってくることで視力が低下する病気です。
特に50歳以上の方に多く見られ、加齢とともに皆さん徐々にがなっていきます。
進行はゆっくりで、初期には視力低下までにはならず、不快な症状のみの場合も多いです。
今回は、白内障の初期症状について詳しくご説明します。
どんな症状でしょう?
1. 視界がかすむ
白内障の最も一般的な初期症状の一つが「視界のかすみ」です。
これは透明であった水晶体が濁るため、眼の中に入る光が十分でなくなるために
起こります。
物がぼんやりと見えるようになり、眼鏡やコンタクトレンズを新調しても改善しない場合は、白内障の可能性があります。
特に、明るい場所や日中、夕暮れ時にかすみが感じられることが多いです。
2. 光がまぶしく感じる
初期の白内障では、光のまぶしさが気になることがあります。
車のヘッドライトや日差しが異常にまぶしく感じる場合は注意が必要です。
これは水晶体の濁りに光が当たると、眼の中に光が散乱してしまうからです。
視力の低下はないけど「まぶしい」が初期症状の多くあります。
3. 近視・遠視・乱視度数がかわる
水晶体のタンパク質が変性しだすと、水晶体の「屈折率(光を曲げる度合い)」が変化します。
そのため、近視遠視の度数が変化して、メガネが合わなくなってきます。
子供の頃は、目の度数は眼球の大きさが大きくなることで変化しますが
大人になって眼の度数が変わるのは、白内障が原因のことがおおいです。
メガネの度数が合わない、と感じたら、眼鏡屋さんに行く前に
眼科受診をおすすめいたします。
4. 暗い場所での視力の低下
白内障がでてくると、暗い場所や夕方以降に視力が特に落ちることがあります。
これは水晶体の濁りが光の取り込みを妨げるためです。
もちろん他の病気の可能性もありますので、眼科受診をおすすめいたします。
5. 色の見え方の変化
白内障の影響で、色が黄ばんで見えたり、鮮やかさが失われたりすることがあります。
これは水晶体の濁りによって青系の色が特に見えにくくなるためです。
見え方の変化を感じたら眼科受診を!
白内障が出始めると、このような様々な見え方の変化が起こります。
もちろん白内障ではない可能性もあります。
当クリニックでは、コントラスト感度計測など、初期の白内障の検査も可能です。
まずは原因をしっかり調べて、状態に応じて、メガネの度数調整やサングラス、生活環境のアドバイス
それで改善ないようなら、手術の提案など行います。
気になる症状がある方は、ぜひご相談ください。
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【監修】
神戸市東灘区御影中町1丁目6−9ウエダビル2,3階
森井眼科クリニック
院長 森井香織
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