モルモットの餌のアレルギーについて
- 2024年8月8日
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こんにちは!
今回は、患者さんから学んだ「モルモットの餌でアレルギー」です。
モルモットの餌
モルモットは草食動物で、ペットとして飼育する際、モルモットの餌としてイネ科植物を一般的に使用されるそうです。例えば、ティモシー(チモシー)草、オーツ草、ライグラスなどが挙げられます。
チモシーでどうしてアレルギー症状がでるのか?
イネ科植物はアレルギーを引き起こす原因の「アレルゲン」として知られています。
また他にも理由があります。
1. 花粉 イネ科植物は花粉を多く生成し、これが空気中に広がることでアレルギー反応を引き起こすことがあります。モルモットが餌を食べる際や、飼育環境に乾燥した草を置くことで、これらの花粉が空中に舞い上がり、そのせいでアレルギー反応を引き起こすことがあります。
2. ダスト(ほこり): 乾燥した草には細かいほこりが含まれていることが多く、このほこりがアレルギーの原因になることがあります。これもモルモットが草を食べる際や、動かした際に空中に舞い上がります。
アレルギー症状は?
イネ科植物に対するアレルギー症状は以下のようなものが一般的です。
– くしゃみ
– 鼻水や鼻づまり
– 目のかゆみや涙
– 皮膚のかゆみや湿疹
– 呼吸困難や喘息の悪化
モルモット飼育してる方への対処方法
「モルモットを飼っているのに、餌のチモシーあかんかったらどうしたらいいねん!」
とお悩みの方もいらっしゃると思います。そこで対処法を挙げてみます。
1. モルモット飼育の環境管理
- 換気: 室内の換気を良くし、空気清浄機を使用することで、空気中のアレルゲンを減少させることができます。
- マスクの着用: チモシー草を扱う際には、マスクを着用することでアレルゲンの吸入を防ぐことができます。
- 手洗いと顔洗い: チモシー草を扱った後は、手と顔をよく洗い、アレルゲンを取り除くようにします。
2.モルモットの餌の変更
- 低アレルゲンの餌: チモシー草に代わる低アレルゲンの牧草があります。オーツ草、バミューダグラス、オーチャードグラスなどです。
- ペレット餌: 牧草の代わりに、栄養バランスの取れたモルモット用のペレット餌を使用することも一つの方法です。
最後に
人間もアレルギーを起こしてしまいますが、モルモットだって同じようにアレルギーを起こすことがあります。
モルモットがイネ科植物の餌でアレルギーを起こす場合は、同じようにこれらの対策を試みることをお勧めします。
モルモットの健康を保つためにも、アレルゲンの少ない環境作りが重要です。
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【監修】
神戸市東灘区御影中町1丁目6−9ウエダビル2,3階
森井眼科クリニック
院長 森井香織
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