患者さまより「きらきらしたものがみえます・・・」
- 2024年8月5日
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こんにちは!毎日ホントに暑いですね。。。
今回は患者様の症状でよくあるもので
「両目に」「きらきら」「ぎざぎざ」「しばらくしたらおさまった」
これは何でしょう?閃輝性暗点と呼ばれるものであることが多いです。
閃輝性暗点(せんきせいあんてん)
閃輝性暗点(せんきせいあんてん)とは、視界に現れる一時的な異常な視覚現象のことを指します。
閃輝性暗点は、視界の一部がギザギザした光や稲妻のような模様で覆われる現象です。
これが「閃輝(せんき)」の部分です。
光のギザギザ模様に続いて、視界の一部が見えなくなる暗点が現れることがあります。これが「暗点」の部分です。時間の経過:閃輝性暗点は数分から20分程度で消失します。
原因と対処法
多くの場合、自律神経のバランスが不安定になり、脳の視覚を司る部分への血流が、一時的に変化することで発生すると考えられています。ストレス、疲労、特定の食べ物、光の強い刺激などが誘因となることもあります。
しばらくすると、自律神経、血流などが安定し、症状が収まることが多いです。
症状がある間は目を閉じて、ゆっくり休むのがよいとされています。
片頭痛の治療が中心となります。片頭痛専用の鎮痛薬を内服します。
診断と治療
症状の詳細や発生頻度、関連する頭痛の有無などを元に診断します。
必要に応じて視覚検査や脳の画像診断が行われることもあります。
生活上注意すること
閃輝性暗点や片頭痛を予防するためには、食事にも注意が必要です。
避けるべき食べ物と飲み物
1. カフェイン:
コーヒー、紅茶、エナジードリンクなどに含まれるカフェインは、片頭痛を誘発することがあります。過剰摂取は避けましょう。
2. アルコール:
特に赤ワインやビールなどのアルコール飲料は、片頭痛の引き金になることがあります。
3. チョコレート:
チョコレートには、片頭痛を誘発する可能性のある成分が含まれています。
4. チーズ(特にブルーチーズやチェダーチーズ)、発酵食品、燻製食品などは、片頭痛を引き起こすことがあります。
十分な水分を摂ることは、片頭痛の予防に重要です。脱水状態は片頭痛を引き起こしやすくします。
最後に
今年の夏はとても暑いせいか、皆さん脱水気味なのか、閃輝性暗点の症状で受診される方が増えています。
外は暑く、室内がエアコンで涼しく、その気温差で自律神経も不安定になりやすいです。
水分をしっかりとって、お風呂にゆっくり入り、しっかり睡眠をとることで
閃輝性暗点・片頭痛の発生を予防することができると思います。
皆さんご注意くださいね!
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【監修】
神戸市東灘区御影中町1丁目6−9ウエダビル2,3階
森井眼科クリニック
院長 森井香織
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