近視抑制の点眼、薬事承認されました!
- 2025年1月9日
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こんにちは。
今回も「近視進行抑制」についてのお話しです。
前回お話しした「低濃度アトロピン点眼」ですが、現在は個人輸入品か、クリニック院内調剤品、のどちらかという現状でしたが
なんと日本でも薬品として販売される日がまもなく来るようです!
リジュセアミニ点眼
参天製薬からリジュセアミニ点眼液0.025%(アトロピン硫酸塩水和物):厚生労働省に薬事申請がされ、承認されました!
「近視の進行抑制」を効能・効果とする新効能・新剤形医薬品とされています。
低濃度のアトロピン製剤であり、非選択的ムスカリン受容体拮抗薬です。
承認されると国内初の近視の進行抑制を効能・効果とする治療薬となります!
用法・用量は「通常、1回1滴、1日1回就寝前に点眼する」ので、従来の低濃度アトロピン点眼と使用方法は同じです。
投与対象は基本的には小児で、近視進行抑制を目的とします。
多分防腐剤フリー
「ミニ点眼」とされているので、1回ずつ使い切りの点眼と思われます。
近視は、眼軸長が長くなり、目の中に入った光線のピントが合う位置が網膜より前にある状態です。
成長とともに、眼球が大きくなってしまうのは仕方がないとされていましたが、様々な研究で低濃度アトロピン点眼やオルソケラトロジーで進行の抑制(眼球が大きくなるのを抑える)の報告がされています。本剤により、眼軸の伸長を抑制し、近視の進行抑制が期待されます。
参天製薬は、薬価がつかない自由診療での販売を予定しているそうです。
4月ごろの発売を目標としているとのことでした。
発売されましたら、当院でも取り扱いを行いたいと思います。
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【監修】
神戸市東灘区御影中町1丁目6−9ウエダビル2,3階
森井眼科クリニック
院長 森井香織
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